finalの完全ワイヤレスイヤホンとして人気の高い「ZE8000」シリーズ。
その後継モデルとして登場したのがZE8000 MK2です。
しかし、購入を検討している人の中には次のように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
- ZE8000 MK2は初代と何が違うの?
- 音質はどれくらい進化している?
- 初代ZE8000から買い替える価値はある?
- 中古のZE8000とMK2ならどっちがおすすめ?
ZE8000は独自の「8K SOUND」を採用したことで、完全ワイヤレスイヤホンの中でも非常に個性的な音質として話題になりました。
そして新モデルのZE8000 MK2では、
- 音質チューニングの改善
- ノイズキャンセリング性能の向上
- 通話性能の強化
- 外音取り込みの改善
- 最大音量の向上
- 細かな音量調整機能の追加
など、さまざまなアップデートが行われています。
この記事ではZE8000 MK2とZE8000の違いをわかりやすく比較しながら、
- どんな人にMK2がおすすめなのか
- 初代ZE8000でも十分なのか
- 型落ちの初代を中古で買って後悔しないか
を詳しく解説していきます。
結論から言うと、音質や機能面のバランスを考えるならZE8000 MK2がおすすめですが、価格重視なら初代ZE8000も十分魅力があります。
ただし、ZE8000シリーズは誰にでも無難におすすめできるイヤホンではありません。クラシックやオーケストラ、ライブ音源のように音場の広さや定位を楽しむ人には非常に刺さりますが、ロックやポップスをノリよく聴きたい人、強力なノイズキャンセリングを最優先する人、音楽制作で原音確認に使いたい人には合わない可能性があります。
それではまず、ZE8000 MK2とZE8000の主な違いから見ていきましょう。
目次
final ZE8000 MK2とZE8000の主な違い【まず結論】
ZE8000 MK2は、初代ZE8000をベースに音質・機能・使いやすさが改良されたモデルです。
特に大きく変わったポイントは次の5つです。
- 音質チューニングの改善
- ノイズキャンセリング性能の向上
- 外音取り込み機能の改善
- 通話性能の強化
- 音量調整や日常機能の改善
それぞれの違いを簡単に整理すると次のようになります。
- 音質:MK2は低音の位置が整理され、音に慣れるまでの違和感が少ない
- ノイズキャンセリング:MK2の方が実用性は高いが、ソニーやBOSE級の静けさではない
- 外音取り込み:MK2の方が自然に聞こえやすい
- 通話性能:MK2は通話マイクが強化され、オンライン会議向き
- 機能:MK2はマルチポイントや細かな音量調整が使いやすい
特に大きな進化ポイントは「8K SOUNDの聴きやすさ」「ノイズキャンセリング」「通話性能」です。
初代ZE8000は音質重視の設計でしたが、ZE8000 MK2では日常使いの使いやすさも大きく改善されています。
一方で、初代ZE8000もアップデートによりマルチポイント接続に対応しているため、「初代は完全に機能不足」とは言い切れません。ただし、古いファームウェアの個体ではアップデートやリセット作業が必要になる場合があるため、中古で狙うならその点は注意が必要です。
次のセクションでは、ZE8000 MK2とZE8000のスペックの違いを詳しく比較していきます。
final ZE8000 MK2とZE8000のスペック比較
ZE8000 MK2とZE8000は基本的な設計は似ていますが、機能面や使い勝手にいくつか違いがあります。
まずは主なスペックを比較してみましょう。
| 項目 | ZE8000 MK2 | ZE8000 |
|---|---|---|
| 発売年 | 2023年 | 2022年 |
| ドライバー | ダイナミック型 | ダイナミック型 |
| 対応コーデック | SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive | SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive |
| ノイズキャンセリング | 対応(性能向上) | 対応 |
| 外音取り込み | 対応(改善) | 対応 |
| マルチポイント | 対応 | アップデートで対応 |
| 再生時間 | 約5時間(ANC ON) | 約5時間(ANC ON) |
| 充電ケース込み | 最大約15時間 | 最大約15時間 |
| ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
| イヤーピース | TYPE T(シールドフィン付き) | 専用イヤーピース |
スペックを見ると、基本的なハードウェア構成は大きく変わっていません。
しかし、ZE8000 MK2では実用性に関わる部分がアップデートされています。
- ノイズキャンセリング性能の向上
- 外音取り込みの改善
- 通話性能の強化
- 最大音量が5dB向上
- 11パターンのボリュームカーブによる細かな音量調整
注意したいのは、初代ZE8000も現在はアップデートでマルチポイントに対応している点です。
そのため、単純に「マルチポイントがほしいからMK2一択」とは言い切れません。スマートフォンとPCを同時接続したいだけなら、初代でも条件を満たせる場合があります。
ただし、初代は過去のファームウェア更新でアップデートがループして正常完了しない不具合があり、現在は対策版で解消されています。中古の初代を購入する場合は、購入後にアプリでファームウェアを確認し、必要に応じて本体リセットやペアリング情報の削除が必要になる可能性があります。
一方で、ドライバー構成や対応コーデックなどの基本スペックはほぼ共通のため、両モデルの違いは主にチューニングと機能面、そして日常運用のストレス差にあると言えるでしょう。
また、両モデルとも本体のみ約5時間、ケース込み最大約15時間と、現在の完全ワイヤレスイヤホンとしてはバッテリーが長いタイプではありません。ワイヤレス充電にも対応していないため、旅行や長時間の外出で一日中使いたい人は、ここで不満を感じる可能性があります。
次のセクションでは、実際に音を聴いたときの音質の違いについて詳しく解説していきます。
音質の違いを徹底比較

ZE8000 MK2とZE8000はどちらもfinal独自の「8K SOUND」を採用しており、完全ワイヤレスイヤホンの中でもかなり個性的な音作りになっています。
ただし、MK2ではチューニングが見直されており、初代よりも音の位置が整理され、聴き始めから良さを感じやすい音に調整されています。
ZE8000シリーズの音は、最初から分かりやすくドンシャリで鳴るタイプではありません。むしろ、最初は低音が全体を覆って少し籠もったように感じることがあります。ところが、ピアノやドラム、弦楽器など特定の音に意識を向けると、急に視界がひらけるように音の細部や空間が見えてくる独特の聴こえ方があります。
初代ZE8000は、この感覚に慣れるまで少し時間がかかりやすいモデルです。低音の方向性がやや曖昧に感じられ、8K SOUNDの情報量に耳と脳が追いつくまで、音の良さが分かりにくい場面がありました。
一方のZE8000 MK2は、低音まで一貫して整理されたことで、音の重なりによるマスキングが少なくなっています。そのため、初代よりも早い段階で音場の広さや定位の良さを感じやすいのが大きな違いです。
ここでは音の傾向を
- 低音
- ボーカル(中音域)
- 高音域
- 音場
の4つに分けて比較していきます。
低音の違い
低音の量感は、ZE8000とZE8000 MK2で大きく変わったわけではありません。
どちらも重低音を強調するタイプではなく、非常にタイトでスピード感のある低音です。
ただしMK2では、
- 低音のまとまり
- 音の輪郭
- 低音の位置の分かりやすさ
が改善されています。
初代ZE8000は、曲によっては低音が少し広がりすぎて、音全体を曇らせるように感じることがあります。特に聴き始めは、低音がどこから鳴っているのかつかみにくく、全体が籠もって聞こえる原因になりやすいです。
MK2ではこの低音の位置が整理されているため、ベースやバスドラムが鳴っていても、弦楽器やピアノの余韻が埋もれにくくなっています。
低音が主張しすぎないため、クラシックやオーケストラなどのジャンルではMK2の方が音の見通しが良く感じやすいです。
一方で、EDMやロックのように低音の迫力やドコドコ感を求める人には、どちらも物足りなく感じる可能性があります。ZE8000シリーズは低音で気分を上げるイヤホンというより、音の配置や空間をじっくり追うイヤホンです。
ボーカル・中音域
中音域はZE8000シリーズの大きな魅力です。
ボーカルは非常にクリアで、音の輪郭がくっきりとした表現になっています。
ただし初代ZE8000は、人によっては
- 少しクセがある
- 音が独特に感じる
- ボーカルが前に出るタイプではない
と感じる場合もありました。
ZE8000 MK2ではチューニングが調整され、初代よりもボーカルの位置が自然で、周囲の楽器との分離も分かりやすい表現になっています。
ただし、ポップスやロックでボーカルがグッと前に出る迫力を求める人には、ZE8000シリーズの音はやや淡白に感じられる可能性があります。サビで一気に盛り上がるメリハリや、ボーカルの押し出しを重視するなら、ソニーやDenon、テクニクスなどの方が満足しやすい場合があります。
ZE8000 MK2は幅広いジャンルで聴きやすくなった一方で、あくまで得意なのは空間の中にボーカルや楽器が自然に存在する表現です。
高音域の表現
高音域はZE8000シリーズの特徴が最も感じられる部分です。
どちらのモデルも
- 非常に細かい音まで表現できる
- 繊細な高音
- 解像度の高さ
が特徴です。
特に弦楽器やピアノなどの音は、非常にリアルな質感で再現されます。
ZE8000 MK2では高音のバランスが調整されており、より滑らかで聴き疲れしにくい高音になっています。
一方で、音楽制作やミックス確認のように、原音に近いフラットなモニター用途で使いたい人には注意が必要です。ZE8000シリーズはDSP処理による独自の音場表現が強く、楽曲の印象をかなり変えて聴かせるタイプです。高域や音場の出方が制作時の意図と違って感じられることがあるため、DTMやミックスの確認用として選ぶと後悔しやすいです。
音楽を楽しむリスニング用としては魅力的ですが、音作りの基準にするイヤホンではありません。
音場の広さ
音場の広さは、ZE8000シリーズの大きな魅力です。
一般的な完全ワイヤレスイヤホンと比べると、かなり広い空間表現になっています。
そのため
- オーケストラ
- ライブ音源
- 映画のサウンドトラック
- ジャズ
- アコースティック音源
などを聴くと、音の広がりを強く感じることができます。
ZE8000シリーズの音場は、左右に音を広げるだけのステレオ感とは少し違います。自分の周囲に球形の空間があり、その中に楽器や声が配置されるような鳴り方です。前後左右だけでなく、上下や奥行きの感覚も出やすく、ライブ音源では会場の空気まで見えやすくなります。
初代ZE8000も音場は広いですが、音像の境目がやや不鮮明に感じる場面があります。特に8K SOUND+を使ったときに、音が広がる一方で前後上下の感覚がぼやけるように感じることがあります。
ZE8000 MK2では音場表現も微調整されており、定位がより安定した自然な空間表現になっています。
全体的に見ると、ZE8000 MK2は初代ZE8000の音の個性を残しながら、より早く・分かりやすく・安定して8K SOUNDの魅力を感じられるチューニングと言えるでしょう。
次のセクションでは、ZE8000 MK2で進化した機能面のポイントについて解説します。
final ZE8000 MK2の進化ポイント

ZE8000 MK2は、初代ZE8000の基本設計を引き継ぎながら音質・機能・実用性が改善されたモデルです。
特に進化したポイントは次の4つです。
- 8K SOUNDのチューニング改善
- ノイズキャンセリング性能の向上
- 外音取り込み機能の改善
- 通話性能の強化
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
8K SOUNDのチューニング改善
ZE8000 MK2では、final独自の8K SOUNDのチューニングが見直されています。
初代ZE8000は非常に個性的な音作りで、解像度が高い一方で好みが分かれる部分もありました。
MK2ではチューニングが調整され、
- 低音の位置が分かりやすくなった
- 音の重なりが整理された
- 8K SOUNDの良さを感じるまでの時間が短くなった
- 長時間でも聴き疲れしにくい
といった改善が行われています。
初代の個性的な音を残しつつ、より多くの人にとって聴きやすい音質になったのがMK2の特徴です。
特に、初代で「音はすごい気がするけれど、少し籠もって聞こえる」「良さが分かるまで時間がかかる」と感じた人ほど、MK2の違いは分かりやすいでしょう。
ノイズキャンセリング性能の向上
ZE8000 MK2では、ノイズキャンセリング性能も改善されています。
初代ZE8000は音質重視の設計だったため、ノイズキャンセリング性能はそこまで強いタイプではありませんでした。
MK2ではアルゴリズムが見直され、
- 電車やバスの走行音
- 空調の低音ノイズ
- カフェなどの低めの環境音
などの環境音をより抑えられるようになっています。
公称ではノイズキャンセリング性能が32%向上しており、初代より音楽に集中しやすくなったのは確かです。さらに、MK2専用のTYPE Tイヤーピースにシールドフィンが付いたことで、物理的な密閉感も高まっています。
ただし、ここは期待しすぎると後悔しやすいポイントです。ZE8000 MK2のノイズキャンセリングは中低域の環境音には効果を感じやすい一方で、ブレーキ音やアナウンスの甲高い部分など、高域ノイズは残りやすいです。
ソニーやBOSEのような「周囲の音を強力に消すイヤホン」を期待して買うと、思ったよりノイキャンが弱いと感じる可能性があります。
通勤や外出時に音楽へ集中しやすくする目的ならMK2は有利ですが、飛行機や騒がしい電車で最強クラスの静けさを求めるなら、ノイズキャンセリング特化の他社モデルを選んだ方が満足しやすいです。
外音取り込みモードの改善
外音取り込み機能もZE8000 MK2では改善されています。
初代モデルでは、外音取り込みを使った際にやや不自然に感じるという声もありました。
MK2ではチューニングが調整され、
- 周囲の音がより自然に聞こえる
- 人の声が聞き取りやすい
といった改善が行われています。
コンビニでの会計や会話など、イヤホンを外さずに周囲の音を確認できる場面でも使いやすくなっています。
ただし、ZE8000シリーズは本体形状が大きく、耳から外すときにイヤーピースが裏返りやすい構造的なクセがあります。そのため、外音取り込みの自然さが上がったことは、単なるおまけ機能ではなく「いちいち外さずに済む」という実用面でも意味があります。
通話性能の強化
ZE8000 MK2では、通話用マイクの性能も強化されています。
オンライン会議や通話の際には、
- 周囲のノイズを抑える
- 声をクリアに届ける
- 口元に近いスティック形状を活かす
といった処理が行われます。
その結果、まるで外付けマイクを使っているかのようなクリアな通話品質を実現しています。
テレワークやオンラインミーティングで使う場合でも、安心して利用できる性能になっています。
特にスマートフォンとPCを行き来しながら使う人、音楽視聴だけでなく会議や通話にも同じイヤホンを使いたい人は、MK2の実用性を感じやすいです。
ただし、風の強い屋外では風切り音が入り、声がややトゲトゲしく聞こえやすい場面があります。屋外通話が多い場合は、ウインドカット設定も併用した方が安心です。
次のセクションでは、初代モデルであるZE8000の特徴について整理していきます。
final ZE8000(初代)の特徴

ZE8000は、finalが音質を最優先に設計した完全ワイヤレスイヤホンとして登場したモデルです。
現在は後継モデルとしてZE8000 MK2が登場していますが、初代ZE8000も音質の個性やデザイン性から今でも人気があります。
ここではZE8000の主な特徴を整理していきます。
独自の音作り「8K SOUND」
ZE8000最大の特徴は、final独自の8K SOUNDという音質コンセプトです。
これは従来の完全ワイヤレスイヤホンとは異なり、
- 高い解像度
- 繊細な音の表現
- 空間の広がり
を重視したチューニングになっています。
特に
- クラシック
- オーケストラ
- ジャズ
- ライブ音源
などのジャンルでは、一般的な完全ワイヤレスイヤホンとは一線を画す音の広がりを感じることができます。
そのため、ZE8000は音質重視の完全ワイヤレスイヤホンとして多くのオーディオファンから注目されました。
一方で、ポップスやロック、アニソン、EDMのように、低音の迫力やサビの盛り上がりを分かりやすく楽しみたい人には、初代ZE8000の音はやや地味に感じられる可能性があります。音の情報量は多いものの、ノリよく聴き流すタイプではありません。
高級感のあるデザイン
ZE8000は、完全ワイヤレスイヤホンとしてはかなり個性的なデザインになっています。
特徴的なのがスティック型の本体形状です。
一般的な完全ワイヤレスイヤホンとは違い、長いスティック部分があることで
- 装着時の安定感
- 操作のしやすさ
- マイク位置の近さ
が考えられた設計になっています。
また、本体表面には独特のテクスチャ加工が施されており、見た目にも高級感があります。
一方で、装着時の見た目はかなり目立ちます。一部で「トンファー形状」と言われるほど独特なので、外で使ったときの見た目が気になる人は、購入前に装着画像を確認しておいた方が安心です。
デザイン面でも、ZE8000は他のイヤホンにはない存在感を持ったモデルと言えるでしょう。
安定した装着感
ZE8000は見た目のインパクトが強いため、装着感が気になる人も多いかもしれません。
しかし実際には、耳の形状に合わせた設計になっており装着時の安定感は非常に高いです。
スティック部分が耳の外側に沿う形になるため、
- イヤホンがズレにくい
- 耳への負担が少ない
- 密閉感を得やすい
という特徴があります。
ZE8000 MK2のTYPE Tイヤーピースは、耳に触れる部分がシリコンで覆われ、シールドフィンが2箇所に搭載されています。そのため、見た目以上にホールド感は強く、しっかり装着できれば簡単には外れにくいです。
ただし、専用設計のため、SpinFitやComplyなど他社製イヤーピースでフィット感や音質を調整するのは難しいです。イヤーピース交換で自分好みに追い込むタイプの人にとっては、ここがデメリットになります。
また、吸着感が強いぶん、耳から外すときにイヤーピースが裏返りやすい点も見逃せません。音質や密閉感にはメリットがありますが、毎回の着脱で小さなストレスになる可能性があります。
そのため、長時間のリスニングでも比較的快適に使える完全ワイヤレスイヤホンではあるものの、ケースの大きさやイヤーピースのクセも含めて判断する必要があります。
次のセクションでは、ZE8000 MK2とZE8000の価格差の価値について解説していきます。
ZE8000 MK2は価格差の価値がある?

ZE8000 MK2を検討する際に、多くの人が気になるのが価格差の価値ではないでしょうか。
一般的に、ZE8000 MK2は新品で4万円前後、一方で初代ZE8000は中古市場では2万円台で購入できることもあります。
そのため、「価格差に見合う進化があるのか?」と迷う人も多いでしょう。
結論から言うと、使いやすさや機能を重視するならZE8000 MK2の方が価値があります。
ZE8000 MK2では、次のような実用面の改善が行われています。
- ノイズキャンセリング性能の向上
- 外音取り込み機能の改善
- 通話品質の向上
- 最大音量の向上
- 細かな音量調整機能
これらは日常的にイヤホンを使う場合に体感しやすい進化ポイントです。
特に、静かな自宅やオフィスで音楽を聴き、必要に応じてオンライン会議にも使う人なら、MK2の方が総合的な満足度は高くなりやすいです。音場の定位が安定し、通話も強く、外音取り込みも自然になっているため、音楽専用機から日常機へ近づいています。
一方で、音質だけを考えると初代ZE8000も十分に魅力があります。初代も8K SOUNDの個性はしっかり持っており、価格が2万円台まで下がっている個体を見つけられるなら、コストパフォーマンスはかなり高いです。
ただし、中古の初代には次の注意点があります。
- ファームウェアが古い個体だとアップデート作業が必要になる
- 過去にアップデートのループ不具合があった
- 本体リセットやペアリング情報の削除が必要になる場合がある
- バッテリー劣化のリスクがある
- ケース込み最大約15時間と、もともと再生時間は長くない
安く買える初代は魅力的ですが、「買ってすぐ快適に使いたい人」にはMK2の方が安心です。
そのため、
- 最新機能や使いやすさを重視する人 → ZE8000 MK2
- 価格を抑えて8K SOUNDを試したい人 → ZE8000
- アップデートや中古リスクを避けたい人 → ZE8000 MK2
- 自宅でじっくり聴く用途が中心の人 → 初代ZE8000でも十分
という選び方がおすすめです。
次のセクションでは、ZE8000 MK2とZE8000のどちらがおすすめなのかをまとめて解説します。
結局どっちがおすすめ?

ZE8000 MK2とZE8000は基本的な音の方向性は共通していますが、機能面や使いやすさには違いがあります。
ここでは、それぞれのモデルがどんな人におすすめなのかを整理してみましょう。
ZE8000 MK2がおすすめな人
次のような人にはZE8000 MK2がおすすめです。
- より完成度の高いモデルを選びたい
- 初代より分かりやすく8K SOUNDを楽しみたい
- ノイズキャンセリング性能を重視する
- 通話やオンライン会議でも使いたい
- スマートフォンとPCを切り替えながら使いたい
- 中古のファームウェア問題やバッテリー劣化を避けたい
ZE8000 MK2は初代モデルの特徴を残しながら、実用性が大きく改善されたモデルです。
音質・機能・使いやすさのバランスを重視するならZE8000 MK2を選ぶのがおすすめです。
特に、クラシックやオーケストラ、ジャズ、ライブ音源をよく聴く人にはMK2が向いています。音の位置が安定し、低音のマスキングも少ないため、楽器の重なりや会場の広がりを追いやすいです。
また、テレワークやオンライン会議で使うなら、通話性能の高さも大きなメリットになります。音楽だけでなく仕事でも使うなら、価格差を払う価値は感じやすいでしょう。
ZE8000がおすすめな人
一方で、次のような人には初代ZE8000もおすすめです。
- できるだけ価格を抑えたい
- 音質重視でイヤホンを選びたい
- 中古でも気にならない
- 自宅や静かな場所でじっくり聴くことが多い
- アップデートやリセット作業に抵抗がない
初代ZE8000は発売から時間が経っているため、中古市場では比較的安い価格で購入できる場合があります。
音質の基本的な方向性はZE8000 MK2と大きく変わらないため、コストパフォーマンス重視ならZE8000も十分魅力的な選択肢です。
ただし、初代を選ぶ場合は「安いから何でもOK」と考えるより、状態の良い個体を選ぶことが大切です。バッテリー持ちやファームウェアの状態、付属品の有無を確認できるなら、失敗しにくくなります。
ZE8000シリーズが向いていない人
ZE8000 MK2も初代ZE8000も、次のような人にはあまり向いていません。
- ソニーやBOSE級の強力なノイズキャンセリングを求める人
- ロックやポップスをノリよく聴きたい人
- EDMの重低音や迫力を重視する人
- 音楽制作やミックス確認に使いたい人
- ワイヤレス充電や長時間バッテリーを重視する人
- 小さくてポケットに入れやすいケースを求める人
ZE8000シリーズは、完全ワイヤレスイヤホンでありながら、手軽にながら聴きするよりも腰を据えて音を追うリスニングに向いたモデルです。
そのため、通勤電車で強力に騒音を消して、ポップスを元気よく聴きたい人は、別のモデルを選んだ方が満足しやすいです。
もし「予算をさらに抑えつつ、最高峰の音質体験を諦めたくない」のであれば、1万円前後という価格設定ながら圧倒的なスペックを誇る『コスパの王様』とも呼べるモデルが有力な選択肢となります。ハイエンド機とはまた異なるアプローチで実現された、現代の技術による「価格バグ」の実態を、以下の詳細レビューで確認してみてください。
最後に、ZE8000 MK2とZE8000の違いをまとめておきましょう。
final ZE8000 MK2とZE8000の違いまとめ

ZE8000 MK2とZE8000の違いをまとめると、主に次のポイントが挙げられます。
- MK2は低音の位置が整理され、8K SOUNDの良さを感じやすい
- MK2はノイズキャンセリング性能が向上している
- MK2は外音取り込み機能がより自然になっている
- MK2は通話性能が強化されている
- 初代ZE8000もアップデートでマルチポイントに対応している
- 初代ZE8000は中古価格次第でコスパが高い
- どちらもケースは大きめで、バッテリーは長いタイプではない
ZE8000 MK2は、初代ZE8000の特徴を引き継ぎながら実用性や使いやすさが大きく改善されたモデルです。
特に
- ノイズキャンセリング
- 通話性能
- 音場の定位
- 細かな音量調整
などの機能面は、日常的に使う中で体感しやすい進化ポイントと言えるでしょう。
一方で、初代ZE8000も音質の方向性は大きく変わらないため、価格を重視する人にとっては魅力的な選択肢です。
ただし、中古の初代はファームウェアやバッテリー状態の確認が必要です。購入後の手間を避けたい人、通話や外音取り込みまで含めて快適に使いたい人は、ZE8000 MK2を選んだ方が後悔しにくいでしょう。
改めて選び方を整理すると、
- 機能や使いやすさを重視するならZE8000 MK2
- 価格重視で8K SOUNDを試したいならZE8000
- クラシックやライブ音源をじっくり聴くならZE8000 MK2
- 強力なノイキャンやノリの良い音を求めるなら他社モデルも検討
という選び方がおすすめです。
どちらもfinalらしい高い音質と個性的な音作りを楽しめる完全ワイヤレスイヤホンなので、自分の使い方や予算に合わせて選んでみてください。