餅つき機を選ぼうと調べ始めると、必ず候補に挙がるのが「象印・東芝・タイガー」の3メーカーです。
ただ、価格も機能も似ているようで違いが分かりにくく、「結局どれを選べば後悔しないの?」と迷ってしまいますよね。
餅つき機は決して安い買い物ではありませんし、年に数回しか使わないからこそ自分の家庭に合わない機種を選ぶと、使わなくなってしまうことも少なくありません。
この記事では、象印BS-ED10・東芝PFC-M116・タイガーSMJ-B181の3機種について、スペック表だけでは分からない使い勝手・仕上がり・向いている家庭の違いを、分かりやすく比較します。
最後まで読むことで、「これなら我が家に合う」と自信を持って選べる状態を目指します。
目次
結論から比較:3機種は「向いている家庭」がまったく違う

最初に結論からお伝えすると、今回比較する3機種はどれが一番優れているかではなく、向いている家庭が違うという位置づけです。
それぞれの特徴を大きく分けると、次のようになります。
- 象印 BS-ED10:一度にたくさん作りたい・正月や行事メインの家庭向け
- 東芝 PFC-M116:少量でも使いたい・餅以外にも頻繁に使いたい家庭向け
- タイガー SMJ-B181:クセが少なく、失敗しにくいバランス重視の家庭向け
「とにかく一番人気のものを選べば安心」という考え方もありますが、餅つき機の場合は使う量・使う頻度・何に使うかで満足度が大きく変わります。
このあと紹介する比較ポイントを見ていくことで、どの機種が自分の生活スタイルに合っているのかが自然と見えてくるはずです。
スペック比較表:3機種の基本情報を一覧でチェック
まずは、象印・東芝・タイガーの3機種について、基本的なスペックを一覧で確認してみましょう。
スペック表だけを見ると「大きな差がない」と感じるかもしれませんが、後ほど解説する使い勝手や向き・不向きに直結する重要な違いが隠れています。
| 機種名 | 対応容量 | 一気ひたし | 主な対応メニュー | 価格帯目安 |
|---|---|---|---|---|
| 象印 BS-ED10 | 約5合〜1升 | あり | 餅、パン生地、うどん生地 | 高め |
| 東芝 PFC-M116 | 約2合〜1升 | なし | 餅、パン生地、ピザ生地、うどん生地 | 中程度 |
| タイガー SMJ-B181 | 約5合〜1升 | あり | 餅、パン生地、うどん生地 | 中〜やや高め |
特に注目したいのは、「対応できる最小容量」と「一気ひたし機能の有無」です。
この2点は、日常的に使いやすいかどうか、準備が面倒に感じるかどうかに直結します。
次のセクションでは、これらの違いが実際の使い勝手にどう影響するのかを、項目ごとに詳しく解説していきます。
3機種の違いを項目別に解説(失敗しない選び方)

ここからは、スペック表だけでは分かりにくい3機種の違いを、実際の使い勝手に直結するポイントごとに解説します。
「自分は何を重視するか」を意識しながら読むと、自然と答えが見えてきます。
一気ひたし機能の有無が最大の違い
一気ひたし機能とは、もち米を水に浸す工程から蒸しまでを自動で行う機能です。
象印BS-ED10とタイガーSMJ-B181にはこの機能がありますが、東芝PFC-M116には搭載されていません。
一気ひたしがあると、前日からもち米を浸す必要がなく、当日思い立って餅つきができるのがメリットです。
一方で、使用頻度が低い家庭や、前日準備が苦にならない場合は「必須」とまでは言えません。
一気ひたし機能は本当に必要?向いている人・不要な人
一気ひたし機能が向いているのは、次のような家庭です。
- 正月や行事でまとめて餅を作ることが多い
- 当日の作業をできるだけ減らしたい
- 準備の手間を省きたい
逆に、年に1回程度しか使わない、少量しか作らないという場合は、機能がなくても不便を感じにくいでしょう。
「便利=全員に必要」ではない点が、失敗しやすいポイントです。
対応容量の違い:少量対応は東芝のみ
対応できる最小容量にも大きな違いがあります。
東芝PFC-M116は約2合から対応しており、少量でも安定して使えるのが特徴です。
一方、象印とタイガーは5合以上が前提となるため、少人数家庭では「多すぎる」と感じることがあります。
少量対応は便利?それとも物足りない?
少量対応は普段使いには非常に便利ですが、正月などで大量に作りたい場合は、回数を分ける必要がある点には注意が必要です。
「日常的にパン生地やうどん生地を作りたい人」には向いていますが、イベント専用機として考えている人には物足りない可能性もあります。
多機能性と「何に使うか」の違い
3機種とも餅以外に生地作りが可能ですが、位置づけは異なります。
東芝は生地メニューが多く、日常使い寄り。
象印とタイガーは、餅メイン+補助的に生地作りという印象です。
餅以外にどれくらい使うかを事前に考えておくことが重要です。
パン生地こね機能の違い
パン生地については、どの機種も「こね」までの対応となります。
ホームベーカリーの代わりとして使うというより、成形前までの下準備用と考えるのが現実的です。
頻繁にパンを焼く場合は、専用機の方が向いていることも理解しておきましょう。
餅の仕上がりの違い(粘り・コシ・つぶつぶ感)
餅の食感は、機種ごとの特徴が最も表れやすい部分です。
- 象印:コシが強く、しっかりした王道の仕上がり
- 東芝:やや軽めで、つぶつぶ感が残りやすい
- タイガー:なめらかさとコシのバランス型
好みの食感によって、満足度が大きく変わります。
価格の違いとコスパの考え方
価格帯は象印がやや高め、東芝とタイガーが中価格帯です。
ただし、価格=性能の優劣ではありません。
使う頻度や量に合っていない高機能モデルを選ぶと、結果的にコスパは下がります。
「自分の使い方に合っているか」を基準に考えることが、後悔しない選び方です。
餅つき機選びでよくある失敗と注意点

餅つき機は使用頻度がそれほど高くない家電だからこそ、購入後に「思っていたのと違った」と感じやすい傾向があります。
ここでは、実際によくある失敗例と、その回避ポイントを整理します。
容量だけで選んで後悔するケース
「大は小を兼ねる」と考えて大容量モデルを選ぶと、普段使いでは量が多すぎて使いにくいと感じることがあります。
特に少人数家庭では、一度に作る量よりも最小対応量を重視した方が満足度は高くなります。
一気ひたし機能を過信してしまうケース
一気ひたし機能は便利ですが、すべての家庭に必須というわけではありません。
年に1回しか使わない場合や、前日準備が苦にならない場合は、「あっても使わなかった」という声もあります。
機能の有無より、使うシーンを具体的に想像することが大切です。
多機能に期待しすぎてしまうケース
餅つき機は万能調理家電ではありません。
パン生地やうどん生地は作れますが、専門機ほどの仕上がりや手軽さを求めるとギャップを感じやすくなります。
「餅がメイン」か「普段使いも重視」かを明確にして選びましょう。
メーカー(型式)ごとの魅力を整理(向いている人別)

ここでは、3機種それぞれの特徴をあらためて整理し、どんな家庭に向いているのかを分かりやすくまとめます。
細かいスペックよりも、「使うシーン」をイメージしながら読んでみてください。
象印BS-ED10「力もち」の魅力
象印BS-ED10は、一度にたくさんの餅を安定して作れる点が最大の魅力です。
一気ひたし機能に対応しているため、準備の手間を減らしつつ、当日の作業をシンプルにしたい家庭に向いています。
仕上がりはコシが強く、昔ながらのしっかりした餅が好きな人に好評です。
正月や親戚の集まりなど、イベント用途がメインという場合に安心感のあるモデルと言えるでしょう。
東芝PFC-M116「もちっ子生地職人」の魅力
東芝PFC-M116は、少量から使える点が大きな特徴です。
2合程度でも安定して使えるため、日常的にパン生地やうどん生地を作りたい人に向いています。
餅の仕上がりはやや軽めで、つぶつぶ感を楽しみたい人にも合います。
「年に一度の餅つき」より、普段使い重視の家庭に適したモデルです。
タイガーSMJ-B181「力じまん」の魅力
タイガーSMJ-B181は、機能と価格のバランスが取れたモデルです。
一気ひたし機能に対応しつつ、操作もシンプルで、初めて餅つき機を使う人でも扱いやすいのが魅力です。
餅の仕上がりはなめらかさとコシのバランスが良く、家族の好みが分かれる家庭でも無難です。
「特別なこだわりはないけれど、失敗はしたくない」という人に向いています。
耐久性と長く使う視点で見るメーカーの違い

餅つき機は毎日使う家電ではないため、「何年使えるか」「久しぶりに出しても問題なく動くか」も重要な判断ポイントです。
ここでは、使用頻度別に考えた耐久性の考え方を整理します。
年1回程度の使用なら大きな差は出にくい
正月や行事で年に1回程度使う場合、3メーカーの間で極端な耐久性の差が出ることは少ないと考えてよいでしょう。
いずれも国内大手メーカーで、通常使用であれば長期間使える設計になっています。
この使い方の場合は、耐久性よりも容量や仕上がりの好みを優先した方が満足度は高くなります。
普段使いするなら重視したいポイント
パン生地やうどん生地などで定期的に使う場合は、モーターへの負荷や使いやすさが影響してきます。
特に東芝PFC-M116は少量対応で日常使いを想定した設計のため、こまめに使う家庭との相性が良い傾向があります。
象印・タイガーは餅メイン設計のため、連続使用や頻繁な使用にはややオーバースペックになることもあります。
長く使うために意識したいこと
- 使用後はすぐに洗い、乾燥させる
- 長期間使わない場合は湿気を避けて保管する
- 無理な容量で使わない
これらを守るだけでも、寿命は大きく変わります。
価格差だけでなく、「どれくらいの頻度で、どう使うか」を基準に考えることが大切です。
3機種の口コミ・評判まとめ(良い点/気になる点)

ここでは、実際に使っている人の口コミや評判から見えてくる、満足しているポイント・不満に感じやすい点を整理します。
口コミは使い方や期待値によって評価が分かれやすいため、「なぜそう感じたのか」という視点で見ることが大切です。
象印BS-ED10の口コミ
良い口コミ
- 一度にたくさん作っても安定している
- 餅のコシが強く、昔ながらの仕上がり
- 一気ひたしが便利で準備が楽
気になる口コミ
- 本体が大きく、収納場所に困る
- 少量だと使いにくい
- 価格がやや高め
象印は、量を作る家庭ほど満足度が高い一方、普段使い目的だと持て余すケースがあります。
東芝PFC-M116の口コミ
良い口コミ
- 少量でも使えるのが便利
- パン生地やうどん生地が日常的に作れる
- コンパクトで扱いやすい
気になる口コミ
- 一気ひたしがないのが不便
- 大量に作ると時間がかかる
- 餅がやや軽めの仕上がり
東芝は、普段使い重視の人から高評価ですが、イベント用途メインの人には物足りなさを感じることがあります。
タイガーSMJ-B181の口コミ
良い口コミ
- 操作が簡単で失敗しにくい
- 餅の仕上がりがなめらか
- 全体的にバランスが良い
気になる口コミ
- 突出した特徴は少ない
- 価格がやや高く感じる人もいる
タイガーは、大きな不満が出にくい反面、強いこだわりがある人には物足りないという評価に分かれます。
よくある質問Q&A
最後に、餅つき機を検討している人からよく聞かれる疑問をまとめました。
細かい点ですが、購入後の満足度に直結しやすいポイントです。
餅以外にはどれくらい使えますか?
餅つき機は、餅以外にパン生地やうどん生地などの「こね」工程に使えます。
ただし、焼きや発酵まで自動で行うわけではないため、下準備用の機械と考えるのが現実的です。
日常的に使いたい場合は、少量対応の機種の方が出番は多くなります。
パン生地はホームベーカリーの代わりになりますか?
結論から言うと、完全な代わりにはなりません。
餅つき機はこねまでの対応が基本で、発酵や焼きは別工程になります。
頻繁にパンを焼く人は、ホームベーカリーの方が手軽です。
動作音はうるさいですか?
餅つき工程ではある程度の音が出ます。
昼間であれば問題にならないレベルですが、集合住宅では時間帯に配慮した方が安心です。
特に連続使用時は、事前にスケジュールを立てておくとストレスが減ります。
収納しやすいのはどの機種ですか?
コンパクトさを重視するなら、東芝PFC-M116が収納しやすい傾向があります。
象印・タイガーはやや大きめのため、収納場所を事前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ:餅つき機の違いとおすすめタイプ早見表
象印・東芝・タイガーの餅つき機は、性能差というよりも「どんな使い方をする家庭か」で選ぶべきモデルが変わります。
最後に、それぞれの特徴と向いている人を簡単に整理します。
- 象印BS-ED10がおすすめな人
・正月や行事で一度にたくさん作りたい
・コシの強い、昔ながらの餅が好き
・準備の手間をできるだけ減らしたい
- 東芝PFC-M116がおすすめな人
・少量でも気軽に使いたい
・パン生地やうどん生地を日常的に作りたい
・普段使い重視でコンパクトさを求める
- タイガーSMJ-B181がおすすめな人
・初めて餅つき機を購入する
・特別なこだわりはないが失敗はしたくない
・家族の好みが分かれにくい仕上がりを求める
餅つき機選びで大切なのは、「一番高性能な機種」ではなく「自分の生活に合った機種」を選ぶことです。
この記事の比較を参考に、ぜひ後悔のない一台を選んでください。
🔴 象印 餅つき機 BS-ED10(行事・大量向け)
🔵 東芝 餅つき機 PFC-M116(少量・普段使い向け)
🟡 タイガー 餅つき機 SMJ-B181(失敗しにくいバランス型)