金沢の冬を味わう「金沢カニカニまつり」:加能ガニと香箱ガニの魅力を堪能する旅

金沢の冬を味わう「金沢カニカニまつり」:加能ガニと香箱ガニの魅力を堪能する旅 産地別特集

日本海に面した石川県金沢市は、豊かな海の幸に恵まれています。特に、冬の味覚の王様とも言える「カニ」は多くの観光客を魅了してやみません。

金沢市で毎年11月に開催される「金沢カニカニまつり」は、加能ガニや香箱ガニを堪能するための一大イベントとして広く知られ、金沢港いきいき魚市を会場に大規模に行われてきました。

この祭りでは、地元のカニをお得な価格で味わえ、ユニークなイベントや催しも満載で、多くの人々が集います。本記事では、「金沢カニ祭り」の魅力と歴史、加能ガニと香箱ガニの特徴、そして金沢ならではの冬の楽しみ方を詳しくご紹介します。

金沢カニ祭りとは?

金沢の冬を味わう「金沢カニカニまつり」:加能ガニと香箱ガニの魅力を堪能する旅

「金沢カニカニまつり」は、石川県産のカニを思う存分楽しむことができる金沢市の代表的なイベントです。通常、毎年11月に金沢港いきいき魚市で開催され、地元の加能ガニや香箱ガニが特別価格で提供されます。

祭りのメインイベントとして直径2メートルもの巨大鍋で作られる「カニ汁」は特に有名で、カニの旨味がたっぷりと詰まったスープを味わえるとあって、行列が絶えません。その他、重さ当てクイズやカニの販売競りなど、参加型の楽しい催しも盛りだくさんです。

2024年の金沢カニカニまつりの中止

残念ながら、2024年の「金沢カニカニまつり」は諸般の事情により中止が決定されています。しかし、金沢港いきいき魚市自体は通常通り営業を続けており、新鮮な加能ガニや香箱ガニ、その他の魚介類を直接購入することができます。

観光客や地元の人々にとって、カニをはじめとした新鮮な海の幸を味わうために訪れる価値のある場所です。

金沢で味わう加能ガニと香箱ガニの特徴

加能ガニ

石川県で水揚げされるオスのズワイガニは「加能ガニ」と呼ばれます。加能ガニは身がぎっしり詰まっていて、上品な甘みが特徴です。地元の漁船で捕られたものにだけ与えられる「加能ガニ」のタグが付いているため、その品質が保証されています。

加能ガニは脚の長さやボリュームもあり、見た目にも豪華。刺身、焼きガニ、蒸しガニなど、さまざまな調理方法で楽しむことができますが、やはりその繊細な味わいを活かすにはシンプルに茹でるのがおすすめです。

香箱ガニ

香箱ガニはメスのズワイガニを指し、小ぶりながらも濃厚な味わいが魅力です。特に内子と外子(卵)を味わえる点が香箱ガニの大きな特徴です。

加能ガニと比べて小さな体に濃密な旨味が凝縮されており、食べ応えも抜群です。香箱ガニは漁期が短く、希少価値が高いため、地元の人々にも愛されています。

アクセス方法

車でのアクセス

  • 金沢駅から:金沢駅から会場までは車で約15分。金沢港いきいき魚市には駐車場が併設されており、祭りの時期は臨時駐車場も設けられることがありますが、イベント当日は混雑が予想されるため早めの到着をおすすめします。
  • 北陸自動車道:「金沢西IC」または「金沢東IC」からそれぞれ車で約20分で到着します。

公共交通機関でのアクセス

  • バス利用:金沢駅東口のバスターミナルから北陸鉄道バス「大野」または「大野港」行きに乗車し、最寄りの「大野港」バス停で下車。バス停からは徒歩約10分で会場に到着します。

タクシー

金沢駅からタクシーを利用すると、所要時間は約15分です。グループや家族連れでの来場にはタクシーも便利です。

金沢港いきいき魚市でのカニの楽しみ方

金沢港いきいき魚市は新鮮な海の幸が手に入る市場として人気のスポットです。通常、カニカニまつりの開催時期以外でも、石川県産の加能ガニや香箱ガニを求める人々で賑わっています。

ここでは地元の漁師がその日獲れた新鮮な魚介類を直接販売しており、観光客も新鮮なカニをお得に購入することが可能です。また、朝一番に訪れるとその日の新鮮なカニを手に入れることができるため、早起きしての訪問がおすすめです。

近江町市場と金沢の食文化

金沢の冬を味わう「金沢カニカニまつり」:加能ガニと香箱ガニの魅力を堪能する旅

金沢のもう一つの市場「近江町市場」でも、毎年11月に「カニまつり」が開催され、地元産のカニを使ったカニ汁が提供されるなど、カニにちなんだイベントが行われます。

近江町市場は江戸時代から続く歴史ある市場で、地元の食材を取り揃え、観光客も地元の食文化に触れられる場として親しまれています。特にカニやノドグロ、甘エビなど、季節の魚介類が豊富に揃い、金沢の冬の味覚を堪能できます。

カニ以外の金沢の冬の味覚

金沢はカニ以外にも、冬の味覚が豊富です。ノドグロ(アカムツ)は、脂の乗った白身魚で、煮付けや焼き物として絶品。寒ブリは脂が乗り切った状態で提供され、新鮮な刺身やブリしゃぶとして楽しむことができます。

甘エビも冬場に旬を迎え、プリプリとした食感と甘さが際立ちます。こうした冬の味覚を市場や居酒屋で味わうことで、金沢ならではの食文化に触れることができます。

金沢の冬を満喫するための観光スポット

金沢は、歴史と文化が息づく街であり、冬の風物詩ともいえる観光スポットが数多くあります。兼六園は雪吊りと呼ばれる伝統的な雪囲いが施され、雪景色が映える庭園として観光客に人気です。

また、武家屋敷跡や東茶屋街では、雪が降り積もる中で歴史的な風情が感じられます。食と共に、こうした観光スポットも合わせて訪れることで、金沢の冬の魅力をより深く味わうことができるでしょう。

金沢まとめ

金沢カニカニまつりは、冬の訪れと共に地元の人々や観光客を惹きつける魅力的なイベントです。2024年の開催は中止となってしまいましたが、金沢港いきいき魚市や近江町市場では引き続き新鮮な加能ガニや香箱ガニを楽しむことができます。

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カニ以外の冬の味覚や観光スポットも豊富に揃っており、金沢ならではの冬の味覚と文化に触れることが可能です。金沢を訪れた際には、ぜひ地元の魚介を堪能し、冬の風物詩を味わい尽くしてみてください。

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