象印の加湿器「EE-RV35」と「EE-RU35」。よく似ているので、「どちらを選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。
毎日使うものだからこそ、お部屋に合うか、給水やお手入れが負担にならないかも気になるところです。
この2台は、加湿能力や容量などの基本仕様が共通しています。違いを比べるときは、タイマーの使い方や購入時の価格、保証にも目を向けてみましょう。
この記事では、公式の商品情報と取扱説明書をもとに、違いや使う前の注意点をやさしくご紹介します。実機を使用したレビューではありません。
情報確認日:2026年10月11日。価格・在庫は変動します。使い方や安全上の注意は、お手元の製品に付属する取扱説明書もご確認ください。
EE-RV35とEE-RU35の違いを、まずは一覧で見てみましょう

はじめに、選ぶときのポイントをまとめました。型番の最後が「35」の2機種を比較しています。
| 比較する項目 | EE-RV35 | EE-RU35 |
|---|---|---|
| 発売年 | 2026年 | 2025年 |
| 生産国 | 中国 | 日本 |
| 入タイマー | 4・6・8時間 | 6時間 |
| 切タイマー | 1・2・4時間 | 2時間 |
| サイレントモード | 取扱説明書に記載あり | 取扱説明書に同機能の記載なし |
| 容量 | 2.2L | 2.2L |
| 定格加湿能力 | 350mL/h | 350mL/h |
※EE-RV35のタイマーは取扱説明書の13ページに基づいています。確認時点で公式商品ページには入6時間・切2時間という異なる記載があるため、購入前にメーカーや販売店でもご確認ください。
タイマーを細かく選びたいなら、EE-RV35が候補に
入タイマーは「設定してから何時間後に運転を始めるか」、切タイマーは「何時間後に運転を止めるか」を決める機能です。
EE-RV35は複数の時間から選べるため、夜の過ごし方に合わせて設定を変えたい方に向いています。EE-RU35は入6時間・切2時間という設定なので、その時間で十分かを考えてみると選びやすいですね。
入タイマーを設定しても、運転開始と同時に蒸気が出るわけではありません。お湯を沸かす時間が必要な点も覚えておきましょう。
EE-RV35には、ブザー音を消すサイレントモードも
EE-RV35の取扱説明書には、操作音や給水を知らせるブザー音などを消す「サイレントモード」が記載されています。夜の操作音が気になる方は、比較したいポイントです。
サイレントモードは、湯沸かし音や加湿中の音を消す機能ではありません。名前だけで「運転音がなくなる」と考えないようにしましょう。
発売年と生産国は、希望に合わせて確認しましょう
公式サポート情報では、EE-RV35は2026年発売・中国製、EE-RU35は2025年発売・日本製と案内されています。
新しいモデルを選びたい、日本製を購入条件にしたいなど、ご自身が大切にしたい条件と照らし合わせてみてください。生産国だけから、丈夫さや品質の優劣を決めることはできません。
EE-RU35は公式商品ページで在庫限定品と案内されています。ただし、在庫限定だからと急ぐよりも、価格や保証を確認してから選ぶと安心です。
加湿する力と毎日の使いやすさは、どのくらい似ている?

違いを確認したら、今度は共通点を見てみましょう。「新しい方なら、たくさん加湿できるのかな?」と気になる方にも役立つポイントです。
容量と加湿能力は共通です
どちらも容量は2.2L、定格加湿能力は350mL/hです。350mL/hとは、仕様上、1時間あたりに加湿する水の量を示しています。
対応する広さの目安も、木造和室は6畳まで、プレハブ洋室は10畳までで共通です。「10畳ならどんなお部屋でも同じ」とは限らないため、建物の構造や暖房の使い方も合わせて確認しましょう。
自動運転は、3つのモードから選べます
両機種とも、室温と湿度を検知して加湿を調整する自動運転を備えています。「しっかり」「標準」「ひかえめ」の3段階から選べます。
また、お部屋の湿度の状態は「低湿」「適湿」「高湿」のランプで確認できます。湿度の数値を細かく表示する機能とは異なります。
初めて使うときは、選んだモードとお部屋の様子を見ながら、無理なく使い方を決めていくとよいですね。
給水頻度は、使うモードで変わります
連続加湿時間の目安は、どちらも強運転で約6時間、弱運転で約27時間です。
たとえば、強運転で8時間使いたい場合、満水でも途中で給水が必要になる可能性があります。一方、弱運転は長く使える分、強運転と同じ量を加湿するわけではありません。
長く運転できることと、お部屋に十分な加湿量を届けられることは、分けて考えましょう。自動運転での持続時間も、お部屋の状態によって変わります。
置き場所は、本体の大きさだけで決めないで
本体サイズは両機種とも約幅24×奥行26×高さ27.5cm、重さは約2.3kgです。
購入前には、本体が収まるかに加えて、ふたを開けて給水できるか、蒸気が家具や電気製品に当たらないかも確認しておきましょう。
給水するときは別の容器で水を注ぎます。運転中や使用直後に、給水のため本体を持ち運ぶ使い方は避けてください。
気になる電気代は?計算の目安をわかりやすく紹介

毎日使う家電は、本体価格だけでなく電気代も気になりますよね。両機種の仕様上の消費電力は共通しているため、同じ条件ならモデルの違いだけで大きな差はつきにくいと考えられます。
お湯を沸かすときと、加湿するときで消費電力が違います
湯沸かし立ち上げ時は985W、加湿時は305Wです。最初にお湯を沸かすため、ずっと305Wだけで動くと考えると、費用を少なく見積もってしまいます。
加湿時305Wとして計算すると、1時間あたり約9.5円
ここでは、電力料金単価を1kWhあたり31円と仮定して計算します。計算式は「消費電力をkWに直した数値×時間×料金単価」です。
| 使用時間 | 電気代の目安 |
|---|---|
| 1時間 | 約9.5円 |
| 1日6時間 | 約56.7円 |
| 1日6時間を30日 | 約1,702円 |
この表は湯沸かし分を含まない、加湿時だけの単純計算です。
実際の請求額や、1カ月の総電気代を示すものではありません。
使う時間と運転モードも合わせて考えましょう
実際の費用は、水温、運転モード、室内環境、契約している電気料金などで変わります。
寝室で使う時間と、日中も使う時間をざっくり分けて考えると、暮らしに必要な使用時間が見えてきます。費用だけを理由に加湿量を減らすのではなく、お部屋の状態に合う運転を選んでくださいね。
お手入れは難しい?毎日のお世話と維持費を確認

どちらもフィルターを使わないスチーム式です。フィルターを洗ったり交換したりする手間がない点は、日常のお手入れを考えるうえで比較しやすい特徴です。
フィルター不要でも、容器のお手入れは必要です
水を入れて使うため、容器に汚れや水あかがつくことがあります。「フィルターがないから何もしなくてよい」というわけではありません。
毎日のお手入れと、ときどき行う洗浄を分けて考えると、取り入れやすくなります。詳しい方法は機種ごとの取扱説明書をご確認ください。
広口容器でも、冷めてからお手入れしましょう
容器の口が広いので、中の様子を確認しやすい設計です。残り湯の処理は、取扱説明書に示された湯捨て位置と手順に従って行います。
お手入れはプラグを抜き、本体が冷めてから行ってください。本体を丸ごと水につけたり、水をかけたりする洗い方は避けましょう。
クエン酸洗浄と消耗部品の費用も見ておきましょう
両機種にはクエン酸洗浄モードがあります。洗浄剤の種類、量、洗浄後のすすぎは、取扱説明書の指定に合わせてください。
維持費を比べるときは、電気代に加え、指定の洗浄剤や、必要に応じたパッキンなどの部品交換費も確認しておくとよいですね。
洗浄の頻度や部品の状態は使い方によって変わるため、年間費用を一律に決めることはできません。
寝室や家族のいるお部屋で使う前に、確認したいこと

暮らしに合う加湿器を選ぶには、加湿能力だけでなく、音や設置場所も大切です。買ってから置き場所に困らないよう、先に確認しておきましょう。
湯沸かし音セーブモードでも、無音にはなりません
両機種には、ゆっくり水温を上げて湯沸かし音を抑えるモードがあります。その分、満水時の湯沸かし時間は約10分長くなります。
このモードで加湿中の音や再沸騰の音が消えるわけではありません。寝室で音が気になる方は、運転音の確認機会や購入店の返品条件も調べておくと判断しやすいでしょう。
安全機能があっても、熱い蒸気には注意が必要です
両機種はチャイルドロック、ふた開閉ロック、転倒時の湯もれを抑える構造を備えています。
ただし、これらは事故を完全に防ぐ機能ではありません。蒸気の吹き出し口に手や顔を近づけず、やけどに注意して使ってください。
子どもやペットが触れたり、倒したりしない場所に
本体は水平で安定した場所に置きます。小さなお子さんの手が届く場所や、ペットがぶつかる場所は避けましょう。
手が届かないようにと、不安定な高い場所へ置くのも適切ではありません。コードやマグネットプラグも含めて、取扱説明書の設置条件を満たす場所を確保してください。
置き場所を安全に確保できるかは、購入前に確認したい大切なポイントです。
結露が気になるときは、加湿しすぎていないか確認
窓や壁がぬれているときは、運転設定や設置場所、換気の状況を見直しましょう。蒸気が壁や家具に直接当たる置き方も避けます。
加湿器はお部屋を加湿する家電です。病気の予防や肌の状態の改善など、特定の健康・美容効果を保証するものとして選ぶのではなく、室内環境を整える目的で検討してください。
広いリビングや吹き抜けでは、能力が足りない場合も
適用床面積は目安です。吹き抜けがある、隣の部屋までつながっている、ドアの開閉が多いなどの場合は、床面積だけでは判断しにくくなります。
加湿したい範囲を整理し、判断に迷ったら部屋の広さや構造を販売店に伝えて相談するとよいでしょう。
どちらがおすすめ?暮らしに合わせた選び方

ここまでの違いを踏まえると、どちらかがすべての方に向いているわけではありません。普段の使い方と購入条件を並べて考えてみましょう。
時間設定やブザー音の調整を重視するならEE-RV35
タイマーの時間を選びたい方や、操作音・給水のブザー音を消す機能を使いたい方は、EE-RV35を候補にしてみてください。
サイレントモードを使う場合は、音で給水に気づけなくなることも考慮して、表示を確認する習慣をつけましょう。
💡 タイマーの時間を選びたい方に|EE-RV35
生活リズムに合わせて運転開始・停止の時間を選びたい方は、EE-RV35を検討してみてください。操作音などを消すサイレントモードも比較のポイントです。購入前に、タイマーの仕様と送料・保証を含む販売条件をご確認ください。
基本的なタイマーで十分ならEE-RU35も候補に
入6時間・切2時間の設定が合う方は、EE-RU35も検討できます。加湿能力や容量は共通なので、タイマーの選択肢を増やす必要があるかを考えてみましょう。
ただし、旧モデルだから安いとは限りません。在庫を見つけたら、新しいモデルの価格も合わせて確認してみてくださいね。
💡 基本的なタイマーで十分な方に|EE-RU35
入6時間・切2時間の設定が暮らしに合う方は、EE-RU35も候補になります。容量や加湿能力はEE-RV35と共通です。型落ちが必ず安いとは限らないため、商品状態や保証、送料を含む総額を比べて選んでくださいね。
価格は、送料と保証を含めて比べましょう
本体価格だけで決めず、次の条件を確認すると比較しやすくなります。
- 送料や手数料を含めた支払総額
- 新品・展示品・中古品などの商品状態
- 販売元と保証の条件
- 初期不良時の交換や返品の条件
同じ条件で比べてから、必要な機能に価格差を払うかを考えると、納得して選びやすくなります。
EE-RU35を持っているなら、買い替えを急がなくても
今のEE-RU35で加湿量や操作に不便を感じていないなら、新しい型番だけを理由に買い替えを急ぐ必要はないでしょう。
タイマーやブザー音の調整が必要か、お使いの本体や部品に問題がないかを分けて検討してください。
水漏れや焦げくさいにおい、コードの異常な発熱などがある場合は、使い続けず、販売店やメーカーに点検を相談しましょう。
初めて使う方のための、よくある質問
購入前に知っておきたい、基本的な使い方の疑問をまとめました。
ミネラルウォーターを入れてもよいですか?
給水には水道水を使います。ミネラルウォーターや井戸水などを自己判断で入れず、製品に付属する取扱説明書の指定を守ってください。
アロマオイルを入れて、香りも楽しめますか?
アロマオイルや芳香剤、除菌剤などは入れないでください。この2機種は、香りを広げるアロマディフューザーとは使い方が異なります。
電源タップで、ほかの家電と一緒につないでもよいですか?
取扱説明書では、交流100V・定格15A以上のコンセントを単独で使うよう案内されています。ほかの家電と分岐して使う方法は避けてください。
コンセントまで届かない場合も、自己判断で延長するのではなく、設置場所を見直し、判断に迷ったらメーカーへ確認しましょう。
まとめ|便利な機能と購入条件を比べて、自分に合う1台を
EE-RV35とEE-RU35は、容量や加湿能力などが共通するスチーム式加湿器です。比較するときは、タイマーとブザー音の設定、発売年、生産国、購入条件に注目してみましょう。
EE-RV35を検討したい方
タイマーの時間を選びたい方、操作音などを消すサイレントモードを使いたい方。
EE-RU35も候補になる方
基本的なタイマーで十分で、価格や保証などの条件に納得できる方。
そして、どちらを選ぶ場合も、お部屋に合う加湿能力と、安全に置ける場所を先に確認することが大切です。
普段どのくらいの時間使いたいか、どの機能があると助かるかを考えながら、ご自身の暮らしに合う1台を選んでみてくださいね。