LGの有機ELテレビ「C4」と「C3」。
どちらも評価が高く、価格差も現実的な範囲――だからこそ、「結局どっちが後悔しないの?」と迷っていませんか?
スペック表を見るとC4は144Hz対応や輝度向上など進化点がありますが、実際に“体感差が出るかどうか”は使い方次第です。
この記事では、144Hz・HDRの見え方・ゲーム相性という「買う前に気になる3点」だけを実用目線で整理します。
結論から言うと、
144Hzを使うならC4、使わないならC3が合理的です。
その理由を、順番にわかりやすく解説していきます。
目次
買う前に気になる3点を先に整理(結論ファースト)

① 映像|HDRの“伸び”はC4が有利になりやすい理由
まず映像面。
C4はピーク輝度の向上と映像処理の最適化により、HDRのハイライト表現に余裕が出やすい傾向があります。
特に差が出やすいのは以下のシーンです。
- 爆発・太陽・ネオンなど強い光源
- 暗所+一点だけ強く光る演出
- 白飛びしやすいハイコントラスト映像
C3も十分きれいですが、C4は「光の伸び」にもう一段階余裕があります。
ただし、常に劇的な差が出るわけではありません。
映画中心で暗室視聴なら差は小さめ。
明るいリビング環境ほどC4のメリットが出やすいというのが実用的な判断軸です。
② ゲーム|PS5中心なら互角、PC高fpsはC4が活きる
次にゲーム性能。
ここは非常にシンプルです。
PS5中心ならC3とC4はほぼ互角です。
理由は、PS5が最大120Hz出力までだからです。
つまり144Hzの恩恵を受ける場面がありません。
一方で、
- ハイエンドGPU搭載PC
- 144fps以上を安定して出せる環境
- 競技系FPSやレースゲームをプレイ
こういった用途なら、144Hz対応のC4は確実に活きます。
動きの残像感や入力遅延の体感差は「高fpsを出せる人」ほど感じやすくなります。
③ 設置環境|反射・視野角は「部屋」で差が出る
見落としがちなのが設置環境です。
テレビの性能差よりも、部屋の明るさや反射の影響のほうが体感に直結します。
- 大きな窓があるリビング
- 日中視聴が多い
- 斜めから見ることが多い配置
この場合、ピーク輝度や反射処理性能が高いモデルのほうが満足度は上がりやすいです。
逆に、
- 夜中心の視聴
- カーテンを閉めて見る
- 正面視聴が基本
であれば、C3でも十分に満足できる可能性が高いです。
テレビの差は「部屋」で増幅も減衰もします。
体感差はある?144Hzは“分かる人だけ分かる”のか

144Hzという数字を見ると、「すごそう」と感じますよね。
でも実際のところ、全員が明確に体感できるわけではありません。
ここを冷静に整理しておきましょう。
60Hz→120Hz→144Hzの違い
まず前提として、60Hz→120Hzの差はほとんどの人が分かります。
- スクロールが滑らか
- 視点移動が自然
- 残像感が減る
しかし、120Hz→144Hzは“伸び幅が小さい”のが事実です。
フレーム間隔で見ると、
- 120Hz:1フレーム約8.3ms
- 144Hz:1フレーム約6.9ms
差は約1.4ms。
この差を感じ取れるかどうかは、プレイ環境と感度次第です。
恩恵を感じる人/感じにくい人
恩恵を感じやすい人
- PCで144fps以上を安定して出せる
- 競技系FPSをプレイする
- 入力遅延に敏感
恩恵を感じにくい人
- PS5中心(最大120Hz)
- RPGや映画系タイトル中心
- 60fpsモードを使うことが多い
つまり、「144Hz=誰にでも価値がある」わけではありません。
将来的にPCを強化する予定があるならC4は安心材料になりますが、
現状の使い方が変わらないならC3でも合理的です。
HDRの違いは“明るい部屋”でこそ差が出る

HDR性能はスペック表の数値だけでは判断しにくい部分です。
しかし実際の満足度は、「どんな部屋で使うか」で大きく変わります。
ここではシーン別に整理します。
昼間リビング視聴
日中にカーテンを開けた状態で視聴する場合、ピーク輝度の差が体感に直結しやすいです。
- 窓からの自然光
- 白い壁の反射
- 天井照明の映り込み
こうした環境では、明るさに余裕があるモデルの方が
- 白飛びしにくい
- 暗部が沈みにくい
- 色がくすみにくい
というメリットがあります。
明るいリビング中心ならC4の恩恵は感じやすい傾向です。
夜の映画・暗室ゲーム
一方で、夜に照明を落として視聴する場合はどうでしょうか。
この環境では、有機EL本来の黒表現が活きるため、輝度差の体感はやや縮まります。
映画中心・暗室ゲーム中心であれば、C3でも十分に高い没入感が得られます。
このケースでは、価格差ほどの差を感じない可能性もあります。
ピーク輝度より「実視認性」
スペック比較では「最大輝度○○nit」といった数値が注目されます。
しかし実際に重要なのは、
- 眩しすぎず自然に見えるか
- 暗部と明部のバランスが崩れないか
- 長時間視聴で疲れないか
つまり“実視認性”のバランスです。
C4は明るさに余裕がある分、昼間環境で有利になりやすい。
ただし暗室中心ならC3でも合理的。
あなたの部屋環境が、選択の分かれ目になります。
“満足点”と“注意点”を分けて冷静に比較

ここからは感情整理パートです。
買った後に後悔しないために、良い点と気になる点をあえて分けて整理します。
C4の満足ポイント
- 144Hz対応で将来性がある
- HDRの明るさに余裕がある
- PC高fps環境で最大性能を引き出せる
特に、「スペックを使い切りたい人」にとっては満足度が高いモデルです。
将来的にPCを強化する可能性があるなら、安心感も大きいでしょう。
C4の注意点(価格・オーバースペック)
- C3より価格が高い
- PS5中心なら144Hzは活きない
- 体感差が小さいケースもある
使わない性能にお金を払う可能性が最大の注意点です。
144Hzを使わないなら、価格差は“自己満足代”になりやすいとも言えます。
C3の満足ポイント
- 価格が抑えられている
- PS5用途なら十分な性能
- 有機ELの高画質は健在
コストと性能のバランスが非常に優秀なのがC3の強みです。
型落ちモデルとしての“完成度”は高く、今買っても後悔しにくい選択と言えます。
C3の注意点(将来性・144Hz非対応)
- 144Hzには対応していない
- 輝度はC4より控えめ
- 将来的にPCを強化した場合に物足りなくなる可能性
現状に満足できる人には最適ですが、将来アップグレード欲が出る可能性がある人は慎重に。
「今の使い方が続くかどうか」が判断基準になります。
30秒セルフ診断|あなたに合うのはどっち?

ここまで読んでも迷っているなら、YES/NOで直感的に判断してみましょう。
当てはまるほうを数えてみてください。
質問①:PCで144fps以上を安定して出せますか?
- YES → C4寄り
- NO(PS5中心) → C3寄り
質問②:競技系FPSを本気でプレイしますか?
- YES → C4寄り
- NO → C3寄り
質問③:昼間の明るいリビングでよく視聴しますか?
- YES → C4寄り
- NO(夜中心) → C3寄り
質問④:価格差○万円に納得できますか?
- YES(将来性に価値を感じる) → C4寄り
- NO(コスパ重視) → C3寄り
判定の目安です。
- C4寄りが3つ以上 → C4が合理的
- C3寄りが3つ以上 → C3で十分満足できる可能性大
大切なのは「高い方=正解」ではないこと。
あなたの使い方に合うかどうかがすべてです。
C4をおすすめする人/しない人

C4をおすすめする人
- PCで144fps以上を出せる環境がある
- 競技系FPSやレースゲームをプレイする
- 昼間の明るいリビングで使うことが多い
- 将来のアップグレードも見据えている
「性能を使い切れる人」にはC4は明確に価値があります。
特にPCゲーマーにとっては、144Hz対応は“安心保険”ではなく、実際に活きる性能です。
また、価格差に納得できるなら、後から「上位にしておけばよかった」と思いにくい選択でもあります。
C4をおすすめしない人
- PS5中心でプレイする
- 60fpsモードをよく使う
- 映画やドラマ視聴がメイン
- 価格差が気になる
この場合、C4の強みを活かせない可能性が高いです。
使わない性能にコストを払う形になりやすいため、満足度は必ずしも比例しません。
C3をおすすめする人/しない人

C3をおすすめする人
- PS5中心で遊ぶ
- 120Hzまでで十分
- 価格重視で選びたい
- 今後PCを強化する予定がない
「今の使い方に最適化するならC3は非常に合理的」です。
型落ち価格になっている場合、コストパフォーマンスは非常に高くなります。
C3をおすすめしない人
- 将来ハイエンドPCを導入する可能性がある
- 常に最新スペックを選びたい
- 明るい部屋でHDRを最大限活かしたい
将来アップグレード欲が出るタイプなら、あとで物足りなさを感じる可能性があります。
「今だけ」か「将来も見るか」が分かれ目です。
買い時は「価格差の納得感」で決める

最後に重要なのが“今買うべきかどうか”の判断です。
結論から言うと、性能差よりも「価格差に納得できるか」で決めるのが合理的です。
価格差が○万円以内なら?
仮に価格差が大きくない場合、将来性込みでC4を選ぶ安心感はあります。
しかし、価格差が広がっている場合は話が変わります。
- 差額でゲームソフトが何本買えるか
- 差額でサウンドバーを追加できるか
- 差額を他のガジェットに回せるか
価格差は“体験全体”で考えるのがコツです。
型落ちC3は今が狙い目か
型落ちモデルは在庫処分が進むタイミングで価格が落ちやすくなります。
価格が安定して下がり切ったタイミングは、コスパが最大化しやすいです。
ただし、在庫がなくなると選択肢が減るため、サイズや条件が合うなら早めの判断も重要です。
3年使う前提ならどちらが合理的?
テレビは短期買い替え前提の商品ではありません。
3年〜5年使う想定なら、次の問いが重要です。
- その間にPCを強化する予定はあるか?
- ゲームスタイルは変わりそうか?
- 性能より価格重視でいきたいか?
将来の自分の変化をどう想定するかで答えは変わります。
今の使い方が続くならC3は非常に合理的。
将来も見据えるならC4は安心材料になります。
最終まとめ ─ 144Hzを使うならC4、使わないならC3が合理的
ここまでをシンプルにまとめます。
- 144Hzを活かせる環境がある → C4
- PS5中心・120Hzまでで十分 → C3
HDRや輝度差は確かにありますが、決定的な差になるかは環境次第です。
大切なのは、「高いほうを選ぶこと」ではありません。
自分の使い方に合うかどうか。
それが最も後悔しない選び方です。